スイス「クリプトバレー」で新たなブロックチェーン・インキュベーター、年60社の支援目指す

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スイスに拠点を置くクリプトバレー・ベンチャーキャピタル社は、新たにブロックチェーンのインキュベータープログラムを立ち上げた。swissinfo.chが20日に報じた。年間60社のスタートアップの支援を目指す。

クリプトバレーVCは、スイスのツーク市で「ジェネシス・ハブ」と呼ぶ、インキュベーター・プログラムを立ち上げた。スイスのツーク市は多くの仮想通貨・ブロックチェーン企業が集まり、クリプトバレーとして知られている。

現在、このプログラムでは20社のブロックチェーン・スタートアップを支援しているが、最終的に年間60社に資金を提供し、事業の成長を支援する計画だ。3ヶ月間のキックスタートプログラムを通過したスタートアップはシード資金として12万5000ドルが提供される。有望なスタートアップはさらに次の資金調達のステップに進むことになる。

クリプトバレーVCは、長期的な目標として、世界中のブロックチェーン企業1000社に門戸を開きたいたいとしている。クリプトバレーVCから財政的な支援を受ける見返りとして、スタートアップ側は最大8%分の株式もしくはデジタルトークンを提供しなければならない。

同社では、今後は他の国でも同様のプラグラムを展開したいという。マシアス・ラッチCEOは「ブロックチェーン技術は世界的な現象であり、世界中あらゆる場所に広がる可能性がある」と語っている。

ルッチ氏はイニシャル・コイン・オファリング(ICO)は新規株式公開(IPO)と同様、新興企業にとって新しい資金調達方法になるとも強調。クリプトバレーVCのアドバイザーであり、政府が支援するクリプトバレー協会の副会長を務める、バシリー・スロボフ氏も同意しつつ、次のように付け加えた。

「ICOは引き続き、有効な仕組みになるだろう。ただし、それがブロックチェーン経済の中心ではなくなるだろう。ICOに関しては多くの誇大宣伝を見てきた。私たちは、素晴らしい技術アイデアを取り入れ、それを実体経済に取り込むためのモデルが必要だ」

7月に公表されたクリプト・ファイナンス・カンファレンスの分析によると、スイスは世界で2番目にICOが有利な国として位置付けられている。

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